よく質問を頂くのが、「準備期」「復食期」に何を食べたらいいかわからない。
ということです。
「ファスティング期」は基本的に酵素のみで過ごせば良いですが、今回はファスティング前と後の過ごし方について紹介します。
ファスティング前の準備期
ファスティングを行う前のウォーミングアップの期間です。ダイエット目的の方でも昨日までたくさん食べていたのをいきなりピタッと食べるのをやめるのはリバウンドを引き起こす原因となりかねないので何を行うにも”徐々に行うこと”が大切です。
いきなりファスティングに入ってしまうと体が慣れていない状態でファスティングを行うことになり、カラダに様々な拒否反応が出る可能性があります。それを避けるために準備期間を設けることはとても大切です。
準備期の目安
準備期間の目安は、ファスティングを行う前の少なくとも2日間は必要です。ファスティング効果を十分に感じるためには、しっかりと腸内を整えて万全で取り組みたいですよね。
準備期の過ごし方
内臓に負担がかかる高タンパクや高脂肪食は避けてください。具体的には、肉や揚げ物やお菓子類です。また、飲み物はコーヒーや紅茶などのカフェイン類の飲み物やは控えてください。もちろんタバコやお酒もお休みです。
オススメの食材
玄米や「まごわや(さ)しい」食材を積極的に摂るようにします。
ま…豆類
ご…ごま
わ…わかめ(海藻類)
や…野菜全般
(さ…魚)
し…シイタケ(きのこ類)
い…いも類
※ただし「さ(魚)」の食材は動物性たんぱく質となるため控えることが理想です。
上記の食材をバランスよく摂ることをお勧めします。
ファスティング後の復食期
復食期はファスティング終了後、元の食事に戻していくために期間です。ファスティングが終了したからといってすぐに固形物を摂ると休ませていた胃腸がビックリしてしまいます。
ファスティング終了後は、腸内環境がリセットされたため、急に高カロリー、高脂質なものを食べると内臓にかなり負担がかかってしまいファスティングの努力も水の泡になってしまいます。
復食期の目安
基本的には、ファスティング期間と同じだけの日数を設けることが理想的です。ちなみに1週間プログラムでは準備期2日間、ファスティング期3日間、復食期2日間と設定しています。
復食期の過ごし方
最初は、お米を多めの水で炊いた味付けしていないおかゆ(重湯)から始めるのが良いでしょう。徐々に、通常の食事へ戻していきます。
注意する点は、準備期と同様ですが、復食期間中は肉類や高タンパクの食事は避け、「まごわやさしい」食事を中心に食べることです。上記参照
※ ただし「さ(魚)」の食材は動物性たんぱく質となるため控えることがお勧めです。
※スケジュール的に可能であればファスティング終了後7日間は揚げ物や肉類は控えめが理想的です。
また、綺麗になった腸内の善玉菌を増やすために、植物性の発酵食品を積極的に摂るようにしてください。例えば納豆や漬物など。(ヨーグルトは動物性なので△)
まとめ
以上が「準備期」「復食期」の紹介でした。ファスティング後の回復食の最初のひとくちは何とも言えない美味しさです!
ファスティングによって味覚が敏感になっているため味付けをしなくても素材が美味しく感じられます。この感覚は是非感じていただきたいです。
ファスティングは食べない期間だけ頑張ればいいということではなくその前後も非常に大切です。少なくとも1週間は外食の予定が入らないようなスケジュールを見つけて実施することをお勧めします。
毎日の運動や食事で私たちのカラダはつくられています。ファスティングが終了して同じ生活に戻ると体質や体型も元に戻ります。ファスティングをダイエットのきっかけにするのももちろんいいと思います。ファスティングをきっかけにして、塩分や砂糖をとりすぎていないかなど、普段の食事に意識をむけてみてください。
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