【ファスティング成功のカギ】ケトン体について

ポイント

 ファスティング効果を十分に感じるポイントの一つとして、重視しているものがあります。それは「ケトン体」です。

ケトン体とは?

 ケトン体は、肝臓で脂肪酸を分解して作られており、主に脳でブドウ糖の代替エネルギーとして利用されます。
 一般に、ブドウ糖は脳にとっての唯一のエネルギー源だと思われているかもしれませんがそうではありません。
 私たちは、食事からエネルギー源を摂取していますが、断食(ファスティング)中は、食事由来のエネルギーが体内に入ってきません。そのために、他からエネルギーを作り出す必要があります。
 ケトン体とは「アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸」の総称です。

特徴

 ケトン体の目安のひとつに”におい”があります。ケトン体が血液中に増えてくると、呼気からの口臭や汗からも排出されます。
 ケトン体は酸性物質であるため、甘酸っぱいような独特の”ケトン臭”がします。ただ、必ず出るものではありませんのでそれほど心配する必要はないでしょう。

体内での役割

 ケトン体は、私たちのカラダの中で常に作られているものではなくて、エネルギーが必要とされるときに初めて発生します。私たちの主要なエネルギー源は、食事から摂取されるブドウ糖です。ブドウ糖は、グリコーゲンとして肝臓で貯蔵されており、ファスティングを開始して24時間~48時間は、そのストックが優先的に使われます。
 また、肝臓に貯蔵されているアミノ酸もブドウ糖に変換されて使われます。

 ストックがなくなってくると、筋肉を分解して血糖値を維持しようとする働きや、体内に蓄積された脂肪を利用してエネルギーに変換します。肝臓でブドウ糖に変換された筋肉や脂肪酸は、その後、エネルギー源となるケトン体へ変換されます。
 このように、体内でケトン体が作られるようになるまでは一定の時間がかかります。ケトン体は体の予備燃料と考えてください。

ケトン体とファスティングの関係

 ケトン体の生産量が最も多くなるのは、ファスティング開始後4日~1週間後です。微量であれば、睡眠時や空腹時にもつくられたり、短期間のファスティング時にもつくられるようです。
 また、ケトン体は脳のエネルギー源となる他に、心臓や骨格筋といった脳以外の場所でもエネルギー源として使われます。

このように、私たちのカラダは食を絶っても生命を維持できるしくみが備わっています。

メカニズム

 ここでは、体内でケトン体が利用・酸性かれるメカニズムについて紹介します。
 まず、脂肪酸はβ酸化という代謝経路でアセチルCoAからケトン体へ変換されます。そして次に、そのクエン酸は「TCAサイクル」というエネルギーを作り出す代謝経路で使われます。その過程でATPというエネルギー物質が生み出されます。この流れで、必要不可欠なのが、栄養素です。

 具体的に挙げると、
〇β酸化で必要な栄養素:マグネシウム、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビオチンなど
〇TCAサイクルで必要な栄養素:マグネシウム、鉄、ビタミンB1,B2、ナイアシン、パントテン酸など

 つまり、単に食べ物を食べない、断食に近いようなファスティングではなくて、十分な栄養素を含んだ専用ドリンクを利用することによって、より効率よくエネルギーを作り出せるようになります。

断食との違い

一定期間、食事を摂らないと、体内のグリコーゲンやアミノ酸が減少し、やがて体はケトン体を合成するようになります。しかし、せっかくのケトン体を有効活用できなければ、ファスティングの取り組みが無駄になってしまいます。

 修行のような断食を行うのか、しっかり効果を実感できるファスティングを行うかは、いかに栄養素を補いながらケトン体を活かすかによって、その効果は大きく異なります。

「ケトン体」が脳・カラダを活性化させる

 ケトン体は体内でエネルギーとして利用されるだけではありません。実際には、脳とカラダにも嬉しい効果をもたらします。

 一つ目は、空腹を和らげる効果。ケトン体が増えると、脳の視床下部にある満腹中枢が刺激され、空腹感がなくなります。ファスティングを体験した人からは、「2日目までは空腹感が大きかったが、それ以降はあまり感じなくなった。」と言われます。これは、体のエネルギー源が「ケトン体モード」に切り替わることによる変化です。

 また、ケトン体により安静時やリラックス時に出るα波が出ることも報告されています。ケトン体の量が増えるほどα波は出やすいようです。

 そして、ケトン体には脳を鎮静化する効果や、β-エンドルフィンという快感物質の量を増やすこともわかっています。β-エンドルフィンには、集中力、記憶力、思考力といった脳の機能をアップさせる効果があります。

まとめ

ファスティングで生じるケトン体の驚きの効果です。

脳への効果

・空腹感を和らげる
・気分が落ち着きリラックス効果
・集中力、記憶力、思考力の向上

への効果

・交感神経の働きを抑える
・細胞を酸化ストレスから守る

ファスティングで、脳とカラダを変えるカギは、ケトン体がとても重要というわけです。ケトン体の効果を実感しうまく活用しましょう。

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